B/S(貸借対照表)について
関連記事でも紹介しましたが、
B/S(貸借対照表)とは企業の財政状態を表すものです。
資産がどれくらい?
負債がどれくらい?
純資産がどれくらい?
といった内容を示したものになります。
資産や負債は、より細かく見ていくとさらに分類することができるので
分類した内容を解説していきます。
資産
資産は考え方として、「その資産がいつ回収できるか?」で細く分類されます。
資産の回収?ってどういうことと思われる方がいらっしゃるかと思いますが、
身近な例で言えば、”家のローン”です。
家を購入する時に大抵の場合にはローンを組みますが、35年ローンで組む場合には
35年で回収できるというような考え方になります。
つまり、資産を回収できるのは35年後ということになります。
それでは細かく見ていきましょう。
流動資産
流動資産とは、「約1年以内に回収できる資産」となります。
読んで字のごとく、流動的な資産となります。
内容としては、現金や売掛金、商品などが当てはまります。
固定資産
固定資産とは、「長期にわたって回収できる資産」のことで、
一般的に「流動資産以外の資産」と言われています。
内容としては、建物(家、ビルなど)や車、備品(パソコンなど)が当てはまります。
負債
負債とは、お金などの企業が支払わなければならない義務のことです。
返済しなければならない債務のことでもあります。
負債も細かく分けることができ、その考え方としては、
「返済期限はどれくらいの期間なのか?」です。
資産のところでも家のローンのお話をしましたが、
「ローンを組む=お金を借りる」ということなので、家をローンで買うと
負債にもなります。
それでは、細く見ていきましょう。
流動負債
流動負債とは、「1年以内に支払い予定のある負債」のことです。
内容としては、短期借入金(1年以内)や買掛金などです。
固定負債
固定負債とは、「長期で返済予定の負債」のことで、「流動負債以外」のことです。
内容として、社債や長期の借入金(1年以上)などです。
社債は会社が発行する債券のことで、国が発行すると国債になります。
会社が事業を拡大する際の資金調達などに使用されます。
純資産
純資産は、「資産ー負債」の結果になります。
細く分けられたりしませんが、補足程度にどのようなものがあるのかだけ紹介します。
利益剰余金:事業や商売などによって増やした金額
また、「資産ー負債」がマイナスになった場合のことを「債務超過」と呼びます。
この債務超過が1年超えると上場企業は上場廃止になる場合があります。
以上、参考になれば嬉しいです。
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