【簿記3級】会社員がネット試験を短期間で合格した方法を徹底解説!

簿記3級/ネット試験



そもそも簿記3級ってどんな資格?

簿記3級について

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」
として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、
経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
<出典:簿記 商工会議所の検定試験HP>
つまり、どのビジネスをするにしても必ずお金の流れが関わるので、
必要最低限のスキルというわけです。

私が簿記3級を受けようと思った理由

私なりの理由は、3つあります。

以下で1つずつ説明していきます。

理由1:自分の所属する会社の決算書を正確に読めないから

自分の所属する会社の決算書を読むことができますか?

私は、恥ずかしながらなんとくなく知っている知ったかぶりでした。

正確に読むことができるようになりたいために勉強しました。

詳細は、こちらを参考にしてください。

理由2:青色申告特別控除で複式簿記の知識が必要だから

「青色申告特別控除」って言葉知っていますか?

これは、副業されている方は確定申告の際に使用されていると思いますが、
所得金額から65万円控除を受けることができるというものです。

事業所得をこれから得ようとしている私には最低限必要な知識です。

理由3:勉強できない自分を変えたかったから

元々学生の頃から勉強はかなり嫌いで、すぐに飽きてしまっていました。

そして悪いことに学校のテストは簡単だったので、勉強をがんばらなくても

テストの点数はそれなりに取ることができました。模試などは全くダメですが…

だから完全に自分が頭良いと思い込み、プライドも高くなるが、全く勉強が苦手で継続することもできずに行きたい大学も行けませんでした。

つまり、勉強が全くできずに自信はゼロになりました。
そんな自分でもちゃんんと勉強したら資格試験を合格することができると言う自信が欲しかったのが理由です。

ネット試験と統一試験はメリットが多い方を選ぶべき

私がおすすめするのはネット試験ですが、どちらの試験にもメリットとデメリットがあります。

私が思うメリットとデメリットを挙げたので参考にしてください。

ネット試験と統一試験の違いは?

ネット試験と統一試験の大きな違いとしては、

【ネット試験】
パソコン上で問題に解答する/何度でも受験可能/即日合否判定
【統一試験】
紙ベースで問題に解答/年3回試験を実施/後日合否判定

この2つが大きく違うところです。
細かくメリットとデメリットを見ていきましょう。

ネット試験のメリットとデメリット

メリット

  1. 自分のペースで受験が開始できる
  2. 日程が自分で決めることできるので、勉強期間を調整可能
  3. 即日合否が分かり、落ちてもすぐにまた受験可能

デメリット

  1. メモ用紙で計算してもパソコンに入力する操作の1動作が増える
  2. 試験も自分で開始するので、緊張感が出ない場合がある

実際が私がネット試験を受験した体験談を記事にして、細かく詳細を書いた記事がありますので、興味がある方はこちらを参考にしてください。

統一試験のメリットとデメリット

メリット

  1. 紙に解答できるので、メモ用紙での計算をそのまま鉛筆などで記入できる
  2. 1つの会場で一斉に開始するので、緊張感がある

デメリット

  1. 合否の結果が後日になるため、すぐに次の勉強ができない
  2. 試験日が決まっているので、都合が悪くなった場合に変更できない

簿記3級試験を受けるにあたって必要なもの

補足として、簿記3級を受けるに当たっての必要なものや簿記3級の勉強で使用したものをまとめた記事を書きました。

下記リンク先の記事を参考にしてください。

【対策】簿記3級ネット試験

第1問:仕訳問題

出題範囲

  • 簿記3級の試験範囲の全般の仕訳問題が15題
  • 第1問の配点は45点
  • かなり基本的な問題も出る(受けた印象は3問はかなりの基本問題)

試験対策その1:メモ用紙は使うな!

メモ用紙で記入してからパソコンを入力するとかなり時間を奪われます。

そのためメモ用紙は最低限のものとして使用することをおすすめします。

勉強方法や具体的にどのようにするかについては、別記事を書きました。

こちらを参考にしてください。

試験対策その2:勘定科目は全て省略!

簿記の勘定科目って結構長い場合が多かったり、漢字が多くて書くのがめんどくさくなったりするんですよね。

それは問題を解いている時もそうです。

何度も問題解くのに、毎回「建物減価償却累計額」なんて書いていたらそれは疲れますし、勉強が段々嫌になってきます。

それを防ぐことや時間短縮のためにも勘定科目は省略する必要があります。
それはネット試験でメモ用紙に仕訳を書くときも同じです。

私が実際にどのようにして勘定科目を省略したかをまとめた記事がありますので、こちらを参考にしてください。

第2問:勘定記入、補助簿に関する問題

出題範囲

  • 補助簿、勘定記入、伝票などに関する問題
  • 第2問の配点は、20点
  • 受験した時は、「仕訳から記入する補助簿を選ぶ問題
    問題から勘定記入する問題
    以上の2つが出ました。

試験対策その1:どの補助簿に記入するかを考える

私が受験した際の問題は、取引の問題からどの補助簿に記入するかを選ぶ問題でした。

普段の仕訳問題を解く練習から

この取引と仕訳だとどの補助簿に記入するか

それを頭で思い浮かべながら問題を解くことが最も有効だと思います。

<例題>
現金¥100,000を当座預金口座に預け入れた。
この取引が記帳される補助簿を挙げなさい。
<解答>
現金出納帳、当座預金出納帳
と言うような問題が出ます。

試験対策その2:勘定記入に慣れておく

仕訳問題ばかりの問題を解くと忘れがちになるのが、この「勘定記入」です。

T字フォームに書き込みますが、少し特殊なところが厄介ですね。

借方に現金を記入する場合、その相手勘定科目を使用して書くので、慣れてなければ戸惑ってしまいます。

ここは慣れておくしかありません。

第3問:精算表、B/S、P/Lなどの問題

出題範囲

  • B/S(貸借対照表)、P/L(損益計算書)、精算表、決算整理前残高試算表
  • 第3問の配点は、35
  • 私が受験した時には、B/SとP/Lの作成問題でした。

試験対策:ひたすら問題を解く

当たり前ですが、これはひたすら問題を解いて、作成方法に慣れるしかありません。

ただ、問題を解く際に解答用紙としてB/SやP/Lなどの表を作成するのが大変かと思います。

私がどのように問題を解いていたかの実際のノートを公開した記事を書いていますので、

そちらを参考にしてください。

簿記3級ネット試験で「時間が足りない」は本当なのか?

簿記3級のネット試験が開始されて、SNSやネット上の情報を見てると「時間が足りない」などの発言がありますが、本当なのでしょうか。

実際に私が受けた時のことも混ぜて解説します。

時間配分について

60分と言うのはあっという間に過ぎてしまうので、時間配分が重要です。

私が実際配分した時間はこうなります。

  • 第1問:20分
  • 第2問:15分
  • 第3問:25分

以上の配分で試験を受験しました。

結論:時間は足りる!理由を解説

私が試験を受けた際には、見直す時間があったため、時間が足りないことはありませんでした。

では、なぜ「時間が足りない」のか?

そして時間が足りない理由などを解説した記事がこちらになりますので、

参考にしてください。

【勉強方法】コスパを考え、自分の合う効率的な方法を選ぶ

簿記を勉強する際に、大きく分けて3つ方法があります。

「独学」「スクール」「通信講座」です。

どれにもメリットとデメリットがありますので、解説していきます。

独学の場合

おすすめできる人

  • 受験勉強などは塾にも通わずにできた人
  • あまりお金をかけたくない人
  • 自分の合う参考書や問題集を見つけることができる人
  • 自己管理能力の高い人

メリット

なんと言っても最大のメリットはお金が「スクール」や「通信講座」に比べて費用がかからないと言うことです。

独学の場合には、市販の問題集と参考書だけで良いですからね。

それにわからなければ、ネットなりSNSを活用をすることで、

わからない箇所も解決しやすいですからね。

デメリット

自己流の会計知識が身についてしまうことがデメリットだと思います。

簿記などの会計知識は特殊なものですから、考え方にクセがあります。

まず、「借方」「貸方」って何?から始まり、どっちがどれだったかなどわからないことだらけです。

簿記3級以上を学んだり、会計を仕事として目指す人にはおすすめできません。

なんでもすぐ理解できる頭の良い人であれば、全く独学で問題ないと思います。

スクールに通う場合

おすすめできる人

  • 仲間がいるとやる気が出るタイプの人
  • 勉強しかできない環境が必要な人
  • 家の近くに資格スクールがある人

メリット

スクールの最大のメリットは、「わからない時にすぐに聞ける」です。

独学でも通信講座でも自分が問題につまづいたり、困った時には誰にもすぐに質問できませんし、自分で解決するしかありません。

スクールでは同じ勉強をする仲間や先生がいますから、すぐに解決できます。

また、周囲が同じ目標の人ばかりなので自分が怠けることができませんし、強制的に勉強させてくれます。

デメリット

デメリットとしては、「お金がかかる」「スクールが遠いと通うのが大変」です。

スクールは先生が大勢を教え、その時間に拘束されるため、人件費が高くなります。

その結果、独学や通信講座と比べて費用を抑えることが難しいため、お金がかかります。

また、通う場合は家から近ければ良いのですが、遠いと交通費や行くまでの誘惑に負けてしまう危険性があります。人は誘惑に弱いですからね…

通信講座に通う場合

通信講座は、基本的には録画した授業をWebやDVDで見て、
専用のテキストを使って学んでいきます。

おすすめできる人

  • 毎日忙しくまとまった時間が取れない人
  • 会社員や子育て中の人
  • 独学は苦手だけど、スクールは遠い人

メリット

通信講座のメリットは、
「時間に縛られずに授業を受けることができる」と言うことです。

スクールに通うと授業の時間に間に合わせる必要があります。

会社員だと急なトラブルなどで仕事が終わることができないことは
よくあることですよね。

そんな場合でも通信講座だと授業を受けることができる時間に
可能な時間だけ受けることができます。

デメリット

独学やスクールのメリット逆になります。

独学よりお金がかかり、スクールのようにわからない箇所をすぐに聞くことが
できないと言うことです。

また、自分で自己管理をしないといけないので独学と同様かと思います。

私が選ぶコスパ最強は、「通信講座」

私が選んだ通信講座とその理由

私が選んだ通信講座は、「クレアール」です。

先ほどあげたメリットである「時間に縛られない」と言う理由から
通信講座を選びました。

その中でも金額が安く、評判の良い「クレアール」を選びました。

詳しくはこちらを参考にしてください。

通信講座と試験で総額かかった費用

合格までかかった費用の総額としては、
¥13,380-です!

内訳は以下になります。

  • 通信講座代:¥9,980-(2021年2月目標3級パックWeb通信)
  • 簿記検定試験代:¥2,850-(+¥550)

通信講座は、割引きキャンペーンをやっていたため通常より安く購入できました。

大体、統一試験終了後に安い割引き価格なっている感じがあります。

これだけの費用で簿記3級を勉強できて、
合格できるならかなりのコスパが良いと思います。
資料請求は無料なので、みなさんもぜひ検討してください。

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私の2ヶ月間の勉強スケジュール

私の2ヶ月の勉強スケジュールを解説していきます。

通信講座開始〜1ヶ月目

まずは通信講座の購入してから、1週間くらいで教材が到着しました。

1ヶ月までは基本的に講義ノートを使用して講義を受けていました。

受けた後は講義ノートを見て復習です。

試算表の項目に入る前に問題集を今まで習ってきた箇所を全て一度解いてみて、
覚えてない箇所を中心に復習して、ある程度理解できてから、講義を再開ししました。

全て講義を受け終えたのが大体1か月くらいです。

それまでは、平日で残業がない限り「朝1講義」「夜1講義」でした。

仕事上計画どおりには全くできてませんが、朝は必ず1講義と仕訳問題を必ず
解くようにしていました。

1ヶ月目〜2ヶ月目

講義を終えてからはひたすら問題を解きました。

何回問題集を解いたか分かりませんが、
平日:朝1時間、夜1時間
休日:朝6時〜12時、昼寝をしてから14時〜16時まで
16時以降はジムに行ったりのんびりする生活でした。

もちろん、ぶっ通しでできる集中力はありませんから、
適度に休憩などを挟みながら勉強していました。

たまに調子が良いと休日の夜などしていました。(笑)
ここまで休日にするのは、エンジニアの仕事上急に仕事が入って、遅くなったり
することがよくあるからです。

試験当日と合格

試験は当日は14時に申し込んだので、その時間に間に合うようにして行きました。

試験終了後に合格証をもらって帰るというシンプルなモノでした。

こちらに試験当日の詳細な流れの記事を書きましたので、
参考にしてください。

勉強時間確保できない人向けテクニック

平日も休日も忙しい人向け

平日も休日も忙しく、時間がない人もいらっしゃるかと思います。

私も会社員なので仕事行って帰ってきた疲れてぐったりです。

子供がいらっしゃる方は、休日は家族との時間もあるから
難しいかもいるかもしれません。

そんな中で使える時間は朝しかありません。

朝の時間をどう上手く使うかが大切になります。

私も簿記3級の勉強を始めてから朝の時間を有効活用するように
なりました。

今ではそれが習慣となっています。

どういったことを始めたかについては、
こちらを参考にしてください。

勉強を継続できない人向け

私はほとんどのことで継続できたことがありません。

この継続できない自分を分析して、どうしたら飽き性で継続できない自分でも
勉強を継続することができるのかを調べました。

ポイントは、「小さく始める」ということでした。

そんな飽き性で勉強が続かない私が実践した方法がこちらです。
継続するのが苦手な方はぜひ参考にしてください。

会社の決算書を簿記3級の知識で読んでみる

簿記3級+αの知識

決算書を見るときには、簿記3級で勉強するもの以外にも出てくる項目があります。

勘定科目を「小項目」、資産や費用などを「大項目」とすると
その間の「中項目」というものがあります。

この表現は私なりの表現ですが…
それがどのような意味を表しているかを解説しました。

こちらを参考にして頂けるとより決算書が見やすくなると思います。

▼B/S(貸借対照表)

▼P/L(損益計算書)

〇〇会社決算書

会社の決算書ってどういうものになっているかをみたことはありますか?

あまり見たことがない人が多いのではないでしょうか。

どういったものになって、どこを基準に見ていくのかを
実際に公開されてある会社の決算書をもとに簡単に解説しました。

▼B/S(貸借対照表)

▼P/L(損益計算書)

勉強嫌いが合格した後の変化と感想

簿記3級合格後は、かなり自信がつきました。
合格したこと以上に、簿記3級の勉強を通じて勉強ができるようになったことや、
継続することの大切さを学ぶことができました。

今ではFP試験も受験して合格しました。
これらの知識や今では投資や家計管理に使っています。

学生の頃から勉強ができずに継続すらできなかった私が
簿記3級の勉強をきっかけで変わることができたのが何より嬉しいです。

今後はこの継続できた力を参考にしてくださる方が増えると嬉しいです。
これからはもっと色々なことにチャレンジして行こうと思います。



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