【日本個別株/財務諸表】2022年3月期 Fast Fitness Japanの財務分析

どんぐり投資

簿記3級を取得後から投資に興味を持って、2022年に私が初めて買った日本の個別株のFast Fitness Japan(FFJ)。

改めてB/S(貸借対照表)を分析してみました。

この記事では、2022年3月のFast Fitness JapanのB/Sの私なりの分析を紹介します。

Fast Fitness Japan(FFJ)とは??

【Fast Fitness Japan株式会社】

銘柄コード: 7092

市場:プライム市場

何の会社?
  • フィットネスジム”エニタイムフィットネス”を運営する会社
  • 売上は主に「直営店舗収入」「FCのロイヤリティ」がメイン
  • 24時間型フィットネスジムで全国全世界どこでも利用可能なジムを展開
Good Point
  • 2022年3月時点で全国1000店舗を達成
  • マシンジム特化型で、プールなどがなく固定費が少ない
  • 24時間型&無人化も可能
  • コロナ禍でも営業

つまり、エニタイムフィットネスを展開する会社です。

B/S(貸借対照表)の分析

結論からですが、前期比で資産・純資産増加しています。

負債は減少し、改善されているので、今後も引き続き改善されていくかを見ていく必要がありそうです。

ただ、前期の2021年3月期でコロナ禍で行動制限などもあったことから、少しずつ戻ってきているとも捉えることができます。

では、1つずつ詳細を見て行きましょう。

資産について

総資産は前期比約1%程度の微増で約214億円程度になっています。

総資産の内訳を見ると、有形固定資産は前期比で約6%増加し、新規店舗の開設による投資が続いていることも言えます。

こちらはどんどん拡大していくことで売上も上がっていくことになるので、減少し始めているかに注目しておかないといけないですね。

流動資産は前期とほとんど変化はなく約113億くらいです。

特に大きな変化はありませんが、新規出店数から見ても引き続き店舗の拡大を行なっているようです。

負債について

負債については、前期比約8%減の120億円程度となっています。

負債の内訳を見ると、長期借入金は前期比で約10%減少しているので、資金調達管理は改善しているとみるべきでしょう。

ただし、短期借入金(B/Sの表記は”1年内返済予定の長期借入金”)は前期比で約40%減少しており、債務管理の改善が見られます。

着実に債務の改善が見られているので、今後に注目しましょう。

純資産について

純資産については、前期比で約18%増加しており、業績が改善していると言えます。

ただし、急速な事業拡大に伴う投資の増加や新規店舗の開設による初期費用の負担が重くならないかを見ていく必要はありそうです。

もちろん、純資産が増えることは良いことなので、次の2023年3月期の決算がどのようになるかを注目していきましょう。

P/L(損益計算書)の分析

売上高は前期比約17%増の130億円程度となっており、営業利益も前期比約26%増加し、着実に成長を維持していることがわかります。

さらに当期純利益も17億程度と前期比で約90%近く増加しています。

ただ、実情をみると2021年3月期はコロナ禍で行動制限などもあったことから一時的に下がった反動があり、徐々にコロナ前に戻ってきているとも言えます。

財務諸表分析の結果

B/S及びP/Lとも改善しているとみることができます。

特にコロナ禍の制限が徐々に緩和されてきて、フィットネスジムもちゃんと管理されていることが理解されたことも要因としてありそうです。

2023年3月はさらにコロナに関連する考え方も変わってきているので、さらに反動で業績も伸びていることを期待したいですね。

そのため、次の分析ではコロナ前とも比較できたらより業績の推移がわかるかもしれません。

ちなみに、別記事でキャッシュフロー計算書の分析もしていますので、こちらも参考にされてください。

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