【日本個別株/財務諸表】2023年3月期第3四半期 Fast Fitness Japan(エニタイムフィットネス)の財務分析

どんぐり投資

こんにちは、くりのすけです。

私が持っている「Fast Fitness Japan(FFJ)」が2023年2月14日に発表された2023年3月期の第3四半期の決算があったので、私なりに分析しました。

ちなみにFFJは「エニタイムフィットネス」を日本で運営する会社です。

時期としては、「2022 年10月1日〜2022年12月31日」までです。

決算時の状況と分析

決算短信が公開されたのは2月14日です。

その前後での株価の動きはこんな感じでした。

まとめると以下のようになります。

  • 第1/第2/第3四半期全て決算発表前は「株価上昇」
  • 第1四半期は、8/19(金)まで上昇し、週明け8/22(月)に「株価下落」
  • 第2四半期は、11/7(月)から上昇し、週明け11/14(月)に決算発表から「株価下落」
  • 第3四半期は、2023年1月初めから決算発表日に向けて「株価上昇
  • どちらも決算発表までは上昇している

第1四半期の決算発表以降に下落している理由は、「史上最大の友達紹介キャンペーン」が8月で終了を迎えて、それ以降の会員数の伸びが悪くなると想定されたからだと推測しています。

第2四半期の決算発表以降に下落している理由は、決算の結果期待以上でなかったためかと思われます。

第3四半期の決算後に一時的に上昇したのは、2月15日に「3月からマスク着用任意」となる発表があり、コロナ明けで将来的に会員が増えてくると予想した投資家も多かったのではないかとも私は推測しています。

それでは、その詳細を店舗数と会員数に分けて分析していきます。

店舗数の状況と分析

※増加率計算式:(今期ー前期)÷前期

上記の表が、2020年から現在までの店舗数をまとめた表になります。

第2四半期→第3四半期の店舗数は

  • 店舗数合計:1055店舗
  • 増加店舗数:19店舗
  • 店舗増加率:1.83%

という結果になりました。

前年同時期に比べて、店舗数の増加率と増加数ともに下がっています。

ただ、第2四半期と比べて伸びているので、順調に店舗を増やすことができていると言えそうです。

会員数の状況と分析

※増加率計算式:(今期ー前期)÷前期

上記の表が、2020年から現在までの会員数をまとめた表になります。

第2四半期→第3四半期の会員数は

  • 会員数合計:71万人
  • 増加会員数:-1万人
  • 会員数増加率:-0.7%

という結果になりました。

会員数は減少しています。

ただ、過去の同時期を見てもこの第3四半期は会員数はあまり伸びていないので、ポジティブに考えると通常運転と捉えることができます。

B/SとP/L

第3四半期のB/SとP/Lを確認すると以下のような結果でした。

B/Sは、全て2022年3月期と比較しています。

B/S
  • 総資産:約210億円 -0.2%減少
  • 負債:約100億円 -15%減少
  • 純資産:約110億円 +13%増加

P/Lは、全て前年の第3四半期と比較しています。

P/L
  • 売上高:約110億円 14%増加
  • 営業利益:約100億円 -15%減少
  • 営業利益:約100億円 -15%減少
  • 当期純利益:約110億円 +13%増加

まとめ

店舗数は第2四半期より増加率は良いのですが、会員数が減っています。

ただ、財務分析をする限りは、純資産や売上高は増加しているので、順調と言えそうです。

負債も減少できているので、債務改善も良いと思われます。

あとは、この調子で店舗数を増やして、会員数を伸ばしていけるかどうかを注視する必要があります。

本記事作成時にも株価は戻りつつあるので、このまま上がっていってくれることを願うばかりです。笑

読んでいただきありがとうございます。

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